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EXILE第三章の終わり? HIROが年内で引退の理由は


人気ダンス&ボーカルユニット、EXILEのリーダーHIRO(43)が今年一杯でパフォーマーを引退するという大きな決断をした事が4/3に発表されました。HIROは自ら社長を務める所属事務所「LDH」を通じて、「私ごとで大変恐縮ですが、2013年を以ってEXILEとしてのパフォーマー人生に一区切りをつけ、EXILEの未来を創る新たなステージへ踏み出すことを決意いたしました。」と文書で発表しています。

HIROは今後、EXILEに籍を置きながらもプロデューサー業に専念しメンバーを支えていくとしています。43歳という年齢を感じさせないエネルギッシュなパフォーマンスでファンを魅了してきたHIROは、人気絶頂の今がなぜ引退のタイミングだったのでしょうか?

事務所関係者は、「このタイミングで一線を退くことはごく自然な流れ。ファンに最高のパフォーマンスを見せられるうちに退くという意味もあるようです。」と話しています。


HIROとはメール友達である「ミヤネ屋」(日本テレビ系)の司会者の宮根誠司(49)がこれを受けて直接本人にメールしていますが、HIROは律儀に短時間のうちに返信しています。宮根が4/3の午前10時9分にHIROに送ったメールの内容は、「おはようございます。来年勇退とお聞きしました。本当にお疲れ様でした。これからも素晴らしいパフォーマンスで僕たちをワクワクさせて下さい。」といったものでした。

これに対しHIROは、「わざわざありがとうございます。来年からはパフォーマーは一区切りつけますが… EXILEヒロとして様々な創造に挑戦していきたいと思います!! (中略) まだまだ僕らの挑戦は続きますが気合入れて頑張っていきますので今後ともよろしくお願いいたします。」という内容を10時46分に返信しています。

HIROの返信メールの内容は引退の真相とまではいかないものでしたが、宮根はHIROのパフォーマー引退を「単純に寂しい」としながらも、HIROがプロデュースに専念する事によってまた違うEXILEが見られる楽しみが増えたと同番組で語っています。




こちらは1989年の「DADA L.M.D」(テレビ朝日系)の映像です。この番組に出演する五十嵐広行ことHIROの若い頃の姿が7分16秒の所から見られます。

ベースボールキャップを逆さに被り、水色のベースボールシャツに黒のスパッツ。首にはチェーンがジャラジャラという当時最先端のスタイルで決めたHIROの姿は懐かしいものがあります。これはボビー・ブラウン(44)のファッションを真似た、いわゆる「ボビ男」くんを地で行くB系ファッションの原点と言えるものです。

当時流行りのビートはテディー・ライリー(45)の提唱した「ニュージャックスイング」で、この頃は本格的にブラックコンテンポラリミュージックが流行し始めた時代でした。恐らくこれが彼の初のテレビ出演と思われますが、番組内のダンスコンテストで準優勝した事から声がかかり、ZOOの前身であるLMDに参加することになりました。

1990年になりLMDはZOOと改名してシングル曲「Careless Dance」でデビューします。この曲のビートはまさにニュージャックスイングど真ん中といった感じでした。1995年の解散までにシングル12曲アルバム12枚をリリースしていますから、そこそこの人気者だったと思います。1991年11月発売の「Choo Choo TRAIN」がZOOの最大のヒットで、これはEXILEが2003年11月にカバーして再びヒットさせた事でもお馴染みの曲です。

ボビー・ブラウンの日本ツアーにパフォーマーとして参加したHIROは、ボビーの命名したダンスチーム Japanese Soul Brothers を結成。1999年にEXILEの母体となるメンバーで、J Soul Brothers を再結成してデビューし、2001年にはそれをEXILEと改名しました。HIROの1年遅れでLMDに参加した3歳年上のYU-KIは、ZOOが解散する2年前の1993年にTRFに参加して現在も活躍中です。

EXILEは2年の活動の後にNHKの紅白歌合戦に初出場を果たし、日本レコード大賞を3連覇するといった国民的な人気グループにまで成長しています。その後、新メンバーをオーディションで募集するなど意欲的に最強のエンターテインメント集団を目指し、HIROはEXILEのリーダーとして日本の音楽界を牽引してきました。

この映像はHIROとEXILEの全ての始まりの原点とも言えるものでしょう。まさかこのベースボールシャツの20歳の青年が自らの夢を貫き通し、EXILEの名を日本のみならず世界に知らしめる事になるとは思いませんでした。それは非凡な才能と並ならぬ意志の力によって成就させたものだったのでしょう。時代の流れは早く、24年間のHIROのパフォーマー人生には「決して優等生ではなかった」という言葉に秘められた苦い体験もあった筈です。


2003年からはHIRO自らがEXILEの所属する芸能プロダクション・LDHの代表取締役を務めています。LDHにはEXILEのほか、三代目J Soul Brothers、GENERATIONS from EXILE TRIBE、E-girls、DEEP、RIKACO、長谷川潤、佐田真由美、岩堀せり等が所属しています。
他にもEXPG(EXILE EXPGROFESSIONAL GYM)というダンス&ボーカルスクールを全国展開で運営しており、若手の育成に努めています。こうしたHIROの実業家としての実績もこれまでに評価されてきました。

プライベートでは昨年の9月に人気女優の上戸彩(27)と結婚するなど、HIROは公私共に充実した生活を送っていました。しかし一方では、2009年の3月に7人体制から14人体制になったばかりのEXILEのメンバーに「物事に永遠はない。引き際は考えている」と自らの引退を示唆しており、表舞台からの引き際を模索していたそうです。HIROのテーマは常に「EXILEの将来を考えたときに、いつ辞めるのがベストか」だった様です。上戸との結婚後からはHIROの引退時期が除々噂されるようになっていました。


その決断の時を今回迎え、これまでの24年間のパフォーマー人生を振り返ったHIROは以下の様なメッセージを発表して決意を表明しています。

「今日までEXILEと共に全力で走り続けてまいりました。決して優等生ではなかった僕ではありますが、リアルな「Love,Dream,Happiness」に気づくことができ、 多くの方々と幸せを共有する喜びを知りました。僕にとって人生そのものであり、僕自身も大ファンであるEXILEが、これからもずっと輝き続けていくという夢を叶えるために、(中略)2014年からは新たな表現者EXILE HIROとして全身全霊で頑張ってまいります。」


【 HIROとEXILEのこれまでの活動 】

1989年     テレビ番組のダンスコンテストで準優勝した事でZOOの前身のLMDに加入
1990年    「ZOO」のメンバーとしてデビュー
1991年     ダンスユニット「Japanese Soul Brothers」を結成
1999年     EXILEの母体である「J Soul Brothers」を再結成
2001年     J Soul Brothersを「EXILE」に改名してデビュー
2003年 2月 EXILEの2枚目のアルバムがオリコン1位に
2003年 12月 EXILEの3枚目のアルバムが初のミリオンセラーに
2005年 1月 アルバム3タイトルを同時発売し、200万枚の売り上げを突破
2006年 6月 パフォーマー・AKIRAがEXILEに加入
2006年 9月 ボーカル・TAKAHIROがEXILEに加入
2009年 3月 新メンバー7人がEXILEに加入して14人のグループに
2009年 11月 天皇陛下御即位20年をお祝いする国民祭典でEXILEが奉祝曲「太陽の国」を献納
2010年 7月 初のスタジアムツアーを開催し110万人の観客を動員
2012年 9月 HIROが上戸彩と結婚
2013年 4月 HIROが2013年一杯でパフォーマーを引退すると発表





こちらは4/3にリリースされたEXILEの新曲「EXILE PRIDE ~こんな世界を愛するため~」のショートバージョンの映像です。EXILEは今年4/16に行われる京セラドーム公演を皮切りに、 全17公演が五大ドームで行われ、70万人の観客を動員するライブツアーを予定しています。

このツアーによってHIROのライブ公演でのパフォーマンスは一区切りとなります。今年の大みそかのNHK紅白歌合戦にEXILEの出場が決まれば、恐らくそれがHIROの最後のステージとなるでしょう。


今回のHIROの決断を受け多くのファンは引退を惜しんでいる様ですが、あくまでパフォーマーとしての引退である事から、来年以降もテレビ番組などには姿を見せるそうです。 EXILEは常にハイパフォーマンスを求められるグループである事から、やはり43歳という年齢がHIROにとって負担にならない訳はなかったと思われます。

最近では後輩たちが育ってきた事や体力の面からも、今後の自身の身の振り方としてプロデュース業に専念しEXILEを支えていくには適切な時期でした。その引き際の潔さはパフォーマンスへの妥協を許さない姿勢でもあり、評価に値するものだと思います。

「僕のEXILEとしてのパフォーマー人生は、14人になってからの第3章とともに、2013年で終わりを迎えます。」という言葉が今回発表された文書の中にある事から、HIROによれば7人から14人にメンバーを増員した時点から今年一杯までの活動がEXILEの第3章であり、それが自身の引退と共に完結すると考えている様です。

「けれど、それは同時に、EXILE第4章への新たなスタートであると思っています。EXILEの一族全員が夢を共有し、誇りと志を継承していき、若い世代の新しい血が加わることによって、僕らのエンタテインメントの可能性は膨らんでいくのだと…」と、今後のEXILEについて言及していることから、HIROが自らプロデュースする来年からのEXILE第4章が一体どんなものになるのか期待することにします。これまでの充分過ぎる程のHIROとEXILEの活躍にまだ未来があると思うと本当に楽しみです。

更には若手グループで構成される集団、「EXILE TRIBE」の動向にも期待しています。もしかしたら引退後もTRIBEの活動の中ではHIROが再びパフォーマーとして出演する可能性もあると一部では言われています。

ひたすらダンスへの情熱を燃やし続けたHIROの夢は生涯終わらないのでしょう。










   


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