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秋葉原JKリフレ店摘発!保護対象やめ女子高生を初めて補導


4/4の夜、東京・秋葉原の「JKリフレ」と呼ばれる個室マッサージ店で働いていた18歳未満の少女ら11人を、「有害な行為を行わせる店に出入りした」として警視庁少年育成課が補導しました。「JKリフレ」という言葉の由来は「JK」が女子高生の頭文字で、「リフレ­」は米国で発祥した足裏などのマッサージを指すリフレクソロジー(反射療法)のことを指します。この2つの語句を合わせて女子高生によるリフレクソロジーが通称JKリフレと呼ばれています。


JKリフレは現状では18歳未満の女子高生が個室で添い寝やマッサージなどのサービスを提供する店舗のことを指します。今回補導された少女は15歳~17歳で、11人のうち1人は無職で、残り10人は女子高生でした。捜索には労働基準法の「危険有害業務の就業制限違反」が適用され、「18歳未満の者の性的好奇心をあおり、未成年の生育に悪影響を及ぼす業務(特殊の遊興的接客業における業務)に就くことを禁じている」という内容に違反している疑いから摘発が行われました。

少年(少女)補導は警察庁の通達で行われ、主に「飲酒」「喫煙」などの不良行為が対象となります。同庁の4/1付けの通達では、JKリフレ以外の形態で風営法の適用外となっている店舗も取り締りの対象とする為、同種の営業も「有害業務」と包括的に規定し補導対象として追加しています。

従来まではJKリフレなどで働く少女らは店側が摘発されても有害な業務に就かせられた「被害者」として「保護」の対象でしたが、今回の通達では少年少女に「有害な影響を与える行為を行わせる」ような営業所などへの出入りや勧誘行為を不良行為と定め「補導」の対象とすることが都道府県で独自に決める「その他」の項目に加わりました。

つまりは4/1を境に従来「保護」されてきた女子高生は容赦なく「補導」される事に変わった訳です。これは、「アルバイト感覚で働く少女に警鐘を鳴らす必要がある」という判断から方針を厳しく転換したもので、補導された者は保護者や学校に通知され、補導歴として残る「少年補導票」に記録されることになりますので違いは大きなものです。こうした業務で未成年を補導したのは全国でも今回が初めての事とみられます。





こちらは「ANNニュース」(テレビ朝日系)が伝える、今年2/27のJKリフレ店の摘発のニュース映像です。逮捕された経営者は略式起訴により罰金30万円を命じられています。現状ではこの様に処罰が甘く、既に数10倍かあるいはそれ以上の荒稼ぎをした後の経営者にとっては大したダメージにならない金額です。

こちらは「女子高生にお尻枕 JKリフレを摘発」と題された1/27の同庁の17店舗の摘発に関するニュースで、CGアニメーションによる再現映像も含まれています。 → 「女子高生にお尻枕 JKリフレを摘発」 内容に問題はありませんでしたが、サムネイル画像に肌の露出が多かった為、埋め込みリンクではなく直リンクとしました。

このリンク先の映像で報じられている通り、都内17のJKリフレ店舗(秋葉原8店、池袋4店、新宿3店、渋谷1店、吉祥寺1店)が一斉捜索を受けており、店長の男ら4人が労働基準法違反罪で略式起訴されています。働いていた女性店員100人以上が保護されましたが、うち約7割超の76人が18歳未満の未成年で、中には14歳の中学生もいたとの事です。

これらの店舗では下着姿を覗き見させる「のぞき部屋」での勤務経験のあった少女が働いていたことが判明しています。同庁は現役女子高生を売りにする脱法風俗店が蔓延することを阻止する方策としては少女らの就労を止めさせる事が一番だと同庁は判断していますが、その後も同種の店の多くが営業を続けていました。

捜査関係者によれば、これまではブルセラショップの営業形態で自分の制服などを売る少女らは補導対象とされてきましたが、法の網をかいくぐる風営法適用外の脱法風俗店が次々と現れていた事に対応が追いついていなかったという事から、同庁の通達を受けた秋葉原管内の万世橋警察署と同庁少年育成課は共に4/1以降となった今回の摘発に踏み切ったという事です。




こちらは3/30放送の「ANNニュース」(テレビ朝日系)で、ライターの小林冬季氏がJKリフレの裏事情を解説している映像です。

小林氏によれば2/27の摘発以来JKリフレ店舗は減少傾向にあるが、女子高生に接待をさせることが風営法違反となる為に20歳以上の女性のコスプレによってそれをクリアした店舗などは生き残っているとの事です。店舗自体には以前の様な派手さは無く、裏路地でひっそりと営業するといった形態をとっている様です。

それでも経営が成り立つのは口コミやネット上の宣伝によるものが大きく、最近の傾向としてはリラクゼーションマッサージに分類される「洗体マッサージ」の店舗が現れており、なかには女性向けの店舗もあって繁盛しているといった事が挙げられるとしています。

こうした傾向からは、摘発を逃れて何とか現行の業態に近い形で生き残ろうしている店舗や、あるいは新規に参入しようとする店舗が痛い目に遭わないよう考慮されている事がうかがえます。


JKリフレの実態はどんな店なのでしょうか。警察と協力して秋葉原で無許可のビラ配りなどをパトロールしている「万世橋メイド系店舗連絡協議会」の佐々木俊一会長はこれまでの経緯を、「秋葉原にリフレ店ができたのは7年程前で手や足裏にマッサージを受けながら女のコと会話ができるお店だった。女子高生を売りにしている訳ではなく、体の密着サービスも無かった。」と話しています。

摘発に至るまでの店舗の様子について同会長は、「それが1年程前から実際に現役の女子高生がいて密着サービスをする新しい店が増えてきた。店内はカーテンで仕切られ、1000円程度の追加料金でハグや膝枕ができる。更にオプションと称して、もっと過激なサービスを売りにしている店もある。高校生にこんな事をさせるとは明らかに問題で、(摘発が)遅過ぎたくらいです。」と話しています。

現在、都内には約80程のJKリフレ店舗があるとされており、その多くは2月の一斉摘発以来営業を自粛しているとの事です。しかしその一方で最近の違法JKリフレ店の傾向を、「最近は女子高生がビラ配りをして捕まえた客とそのままデートに行く「無店舗型」のものが増えている。これだと店が無いから実態把握がまったくできないんです。恐らく無店舗型は秋葉原だけで20店はあるのではないか。」と同会長は付け加えています。

これまで有名な店舗としては、「Alice(アリス)」(東京・秋葉原、池袋、大阪・日本橋)、「リフレ ぴっとい~ん」(大阪・日本橋)、「メイド学院リフレ部」(東京・池袋)、「Candy floss(キャンディーフロス)」 (東京・池袋)などがありました。これらや他のどの店舗が摘発されたのか詳細は不明で、直近の営業状況やサービス形態も分かっていませんが、摘発の次の日からは相変わらず営業しているといった話も聞かれます。恐らくそれは罰則に従い女子高生さえ雇わなければ直ちに問題が解決し、営業停止には至らなかった事を示しています。

従業員が行うサービスはマッサージが基本で、それ以外のオプションとして、コスプレ、ひざまくら、写メ、耳かきなどがあります。更にはハグや添い寝といったサービスもあり、一部ではそれ以上に過激なものもあったという証言もあります。店外での仕事は街頭でビラを配り店の宣伝をするといったものが基本ですが、客に連れ出されてデートするといった「お散歩コース」などのオプションのある店舗もあります。

女子高生にとっては少しの我慢で通常のアルバイトよりも高額な収入が得られる事から、親や友人に無断で働いていたケースが多かったとみられています。摘発を受けた店のホームページ上ではリフレのサービスが30分で2300円、少女を店外に連れ出せるサービスは30分で3000円、90分で8800円という料金体系となっていました。これにハマってしまう常連客も決して少なくはなかった様です。


かつて新宿の風俗店が歌舞伎町の「浄化作戦」によってデリバリー方式ばかりとなり警察の目が届かなくなった様に、秋葉原を中心とした違法JKリフレ店舗でも同じ事が起きているという傾向を考えれば、地下に潜伏し始めたこの業種が今後無くなることはないのではないかという推測もできます。現在、都内には約80店ほどのJKリフレ店舗があるとされていますが、一斉摘発の後はかなりの店が営業を自粛している様です。

違法JKリフレ店は今回の摘発によって沈静化し、無くなっていくのでしょうか。既に地下に潜った違法店舗も上記の通り20店舗はあるとされている事から、今後摘発の手を緩めればやがてその業態そのものが児童買春などの温床になる恐れもあるでしょう。また、常連客がストーカーと化して少女に付きまとい、脅迫や殺人などの犯罪行為を犯す可能性がある事も懸念されています。

少女たちの親や教育機関は徹底して忠告を促し少女の外出時の行動を把握する義務があり、もし違法な店舗でアルバイト感覚で働こうとしている場合は厳しく指導して止めさせるべきです。しかし何が良くて何がダメなのか、少女たちにとってはその境界線が曖昧だったこれまでの認識もあることから、あくまで法順守というスタンスから大人たちが指導することが望まれるでしょう。


これらのJKリフレ事件に関して、著作家の北原みのり(42)とマンガ家の小林よしのり(59)が論争を起こしています。AKB48がJKリフレに似ているといった持論を展開して共通点を示し、日本の男性の多くがロリコンであり「日本のロリ魂、かなりの末期症状」と書いた北原の週刊誌のコラム記事に対して、AKB48の熱心なファンである小林が「日本の男は性欲方面では熟女ブームで、檀蜜ブームだぞ」と反論するなどしています。

自分的にはどちらも間違っている気がします。それは青少年の人権保護という観点が欠如しているからで、互いに不毛な論争でしかありません。この世のあらゆる商売が需要と供給のバランスで成立している事を思えば、例え違法性があろうとJKリフレを求める客と、それを何の罪の意識も無くバイト感覚で行う少女達がいる限り、当局と違法店舗側とのイタチごっこの様なせめぎ合いが続きます。

そこで青少年の人権を守ろうとする力が働かなければ、手を変え品を変え、法の目をかいくぐろうとする業者の行為は今後も収まらないと思われます。今回の摘発によって女子高生を使った裏ビジネスが顕在化した事から、その実態は一時的に影をひそめるものの、むしろ今後は潜伏期に入っていくと言えるのではないでしょうか。

例えお堅くて強引な手段であれ、こうした問題にはどこかで歯止めをかける境界線というものが必要で、それ無しでは青少年の価値観は狂わされ、片や違法行為によって暴利を貪る者がまかり通る世の中になるのです。












   


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