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離婚裁判控えリュ・シウォンが妻に暴行・脅迫容疑で在宅起訴


5/22に「永遠のプリンス」の愛称を持つ韓流スター、リュ・シウォン(40)が妻に暴行を振るい脅迫したなどの罪で在宅起訴されていた事が分かりました。2010年10月にリュ容疑者は10歳年下の一般人女性と結婚して昨年には娘が誕生していますが、現在は離婚調停の最中でした。この件については所属事務所を通じて「暴行はあり得ないし、絶対事実ではない」と話しており、容疑を否認しています。

韓国のメディアによれば、リュ容疑者は一昨年の5月に妻の車にGPSを取り付け、およそ8ヵ月間に渡り妻の位置情報を不当に収集していたとされています。更にGPSに気付いた妻が装置の取り外しを求めたところ怒り出し、妻の顔を数回殴ったうえ「俺を誰だと思っているんだ。俺は暴力団の知り合いが多いんだぞ。」と脅迫したと報じられています。一体、夫婦の間には何が起きていたのでしょうか。




こちらは2010年に行われたリュ容疑者の結婚後の会見の映像の一部です。「どんな夫になりたい?」という質問に、「模範的な姿を見せたい」と答えるリュ容疑者は、それが他者から見た模範的な姿ではなく、自分自身に誠実で模範となる父と夫の姿であると語っています。これは既に妊娠中であった妻と子供に向けられたメッセージだったのでしょう。

子供は2人欲しいと語り、日本からのファンも含め多くの人から祝福を受けた事に感謝の気持ちを伝えています。結婚の発表が遅れた事に関しては妻が芸能人ではなく一般人である事を配慮し、彼なりに慎重な対応をしていた理由を説明しています。


リュ容疑者はチェ・ジウ(37)、イ・ビョンホン(42)らと共に出演した韓国ドラマ「美しき日々」で知名度を得て以来日本でも大人気となり、歌手としてもデビューしてCDを発表したりNHKの朝の連続テレビ小説「どんど晴れ」に出演するなど多方面で活躍しています。2010年の結婚の時の会見では「自分にもこんな瞬間があるのかと思いましたが、来ましたね。とても嬉しくていいですね。かっこいい夫として、かっこいい男として誠実な姿を見せてあげるからね。愛しているよ。」と、テレビを通して妻に愛の告白をしていました。

翌年の2011年には長女が誕生し、誰もが順風満帆な結婚生活を送っているかの様に思っていましたが2012年に入ると夫婦関係は急転回し、3月に妻がソウルの家庭裁判所に離婚調停申請書を提出しました。


女性週刊誌「女性セブン」(2013年5月2日号)によると、妻は娘の親権を主張し財産分割の担保として約2億5000万円の自宅マンションの差し押さえ申請までしていたとされています。続いて今年の2月には妻が江南(カンナム)警察署に暴行・脅迫などの容疑でリュ容疑者に対する告訴状を提出しました。一方、妻の離婚調停申請を報道で知ることになったリュ容疑者は、これまで自身が離婚に反対する立場を貫いてきました。

その後、調停が思うように進まない中で約1年が経過すると、リュ容疑者は妻の居る位置情報を密かに調べ、更に暴力を振るい脅迫した事から韓国の「位置情報保護法違反の罪、および暴力・脅迫の罪」で在宅起訴されることになりました。これに対しリュ容疑者は「これまで不要不急の事だと考えていたが、娘、私、そして周りの方々のために真実を明らかにしたい。」とコメントしています。


ピーク時には日本国内だけでも4万人にのぼるファンクラブ会員のいた人気俳優のリュ・シウォンは、今回スターの座から一転して被告となり、リュ容疑者となりました。これまでの夫婦の経緯を以下にまとめます。

【 リュ・シウォン夫妻のこれまでの歩み 】

2010年10月 : リュ・シウォンが10歳年下の一般人女性と結婚
2011年 1月 : 長女が誕生
2011年 5月 : 妻の車にGPS装置を取り付けたとされる
2011年 9月 : 妻のスマートフォンに位置情報追跡アプリをインストールしたとされる 
2012年 3月 : 妻が家庭裁判所に離婚調停申し立て ●長女の親権を主張 ●住居差し押さえ申請 
2012年 8月 : 第1回目の離婚調停。合意得られず
2013年 2月 : 暴行・脅迫したとして夫を刑事告訴 ●夫の脅迫発言の録音テープを警察に提出
2013年 4月 : 第2回目の離婚調停。合意に至らず
2013年 5月 : 「位置情報保護法」違反などの罪でリュ・シウォンを在宅起訴



ここで気になるのは韓国の法律に定められている「位置情報保護法」ですが、その正式な名称は「位置情報の保護および利用などに関する法律」というもので、条文は以下の通りです。

「GPS機能が付いたスマートフォンなどを利用し個人の位置情報を収集・利用・提供する場合、所有者の同意を得なければならない。ただし保護者が8歳以下の児童を保護するために位置情報を収集・利用する際は本人の同意があったものとする。」


意外にもこうしたスマホ時代の法律が韓国では既に施行されている事に驚かされますが、これに相当する法律は日本ではまだ無い為に罰則規定は無く、社会通念や常識的な倫理観から是否の判断をされるだけです。こうした行為が行われた場合に直接裁くことができないという点が浮き彫りになります。これと同様なスマホのアプリも既に国内では頒布されており、恋人同士が相手の居場所を確認するだけに留まらないストーカー行為とも言える監視を目的に使用できる事から、昨年に社会問題化していました。

ソウル地検によれば、リュ容疑者は一昨年の5月にソウル市内の自動車整備所で妻の愛車のベンツに衛星測位システム(GPS)を取り付け、その後およそ8か月に渡って妻の位置情報を収集した疑いがあるとしており、更に同年9月に妻のスマートフォンにも無断で位置情報追跡のアプリをインストールして位置情報の収集を続けたていた事を明らかにしています。

この件に関して既に物証が出ているとすればそれが違法な行動を裏告げるものとなり、リュ容疑者の立場は不利なものとなるでしょう。しかしまだ捜査段階ですので、それが事実であるかも分からず、何とも言えない状況です。


昨年3月から離婚調停に入ったリュ容疑者は同時期に3年ぶりのドラマ復帰作「グッバイマヌル~僕と妻のラブバトル」に出演し、同年5月に行われた制作発表会の場には焦燥しきった姿で登場しています。そして、あくまで離婚には反対する立場から、「こんな状況になったことについて、ファンの方に申し訳なく思っている。僕にとって家庭と娘はすべてだ。家庭を守るためにベストを尽くす。」と語っていました。

「グッバイマヌル」のマヌルとは韓国語で「妻、女房」という意味で、英語題は「Goodbye Dear Wife」で、日本ではこのドラマの名称が「グッバイ女房」となっている場合もあります。果たしてこれが当時のリュ容疑者の立場を踏まえて製作されたのか、それとも偶然この様なタイトルのドラマに出演しただけなのかは分かりませんが、タイミング的にとても意味深である為に韓国内のメディアでは物議を醸していたようです。

同ドラマは今年の4/29と5/6にTBSの午前10時の韓流枠「韓流セレクト」で放送されましたが、初回の視聴率が0.840%で第2回が0.375%と著しい低さから全編放送する予定がこの2回で打ち切りとなり、次の週からは別のドラマに差し替えられました。

昨年の下半期に日本を中心に活動をしてきたリュ容疑者の、俳優としては4年ぶりのカムバック作として期待されていただけに、この評判の悪さに加えて今回の離婚調停中の在宅起訴の話が持ち上がったとなると、国内の彼の人気に水を差される事態に陥ったと言えるでしょう。


昨年の7月には自身のフェイスブックに離婚調停中の心境を綴り、娘に対して、「これからが始まりだ。すごく辛かったが僕の娘ヒョンソを思いながら。愛してる。ヒョンソ」という文章と共に自らの横顔の写真を掲載し、更に昨日5/22には「真実が無念に埋もれてしまうことはあるけど… これは本当に違うと思う… 最後まで行こう… 真実の…ために… 世の中は…本当に…」と、今後は裁判で妻と争う事を示唆する内容を綴っています。これに対し韓国と日本のファン達から彼を応援するメッセージが多数寄せられているとの事です。




こちらは離婚調停に入ったリュ容疑者の昨年5月の会見の映像です。謙虚な態度でファンに対して謝罪し、あくまで離婚には反対し家族を守るために最善を尽くすといった自身の立場を示しています。特に娘に対する気持ちが強く伝わってきますが、多くを語りたくても娘の為に言葉を慎むのが最善との理由から記者の質問を拒絶しています。

最後は久々にドラマに出演した事にも触れていましたが、泥沼の弁解となるのを避けてか早々に会見の場を去っています。上記の結婚後の会見から19ヵ月後にこの様な事態になるとは誰一人思わなかった筈でしょう。この日を境に彼の人気は低迷に向かっているのではないでしょうか。そう思えてなりません。

この会見から1年を経ても調停は長引き、4/23に開かれた離婚調停の2次調停でも合意を得られず、夫妻は離婚裁判に入ることになりました。現在、リュ容疑者と妻はそれぞれ6人の弁護士を選任している状態とされています。


リュ容疑者の所属事務所であるアルスカンパニーは4/2に報道資料を通じて、「離婚調停中である妻側が、結婚生活の中で夫婦喧嘩を意図的に誘導、録音して一方的に告訴したもの」とコメントし、「最初は妻がリュ・シウォンを浮気したように見せかけて訴訟で優位を占めようとしたが、そのような事実が無いため見るべき結果が出なかった。こうなると、離婚事件で主張すらしなかった暴力で刑事告訴をしたが、これについても一度も暴力を振るった事実がないため、警察から無嫌疑意見を受けた。」と説明しています。

これは今回の妻の刑事告訴に対するリュ容疑者側の公式な立場を明らかにする為のもので、「約2~3年前の夫婦喧嘩の会話を密かに録音した内容を、今になって告訴したものであり、離婚調停を有利に進めようとする意図的で悪質な行動」と激しく妻を非難し、「離婚原因などに関して伝えたいことは多いが、娘の将来を考慮してコメントを控えるという私たちの立場は変わらない。」と主張しています。

更に、「マスコミを利用した有利な情報操作や形式的な合意をすることなく、法廷で最後まで離婚の原因と責任に対して対応する予定」と付け加え、リュ容疑者側はマスコミから発送された投書に対して疑問を提起しています。そして、「マスコミ各社から発送された匿名の悪質な投書原本を確保している。告訴受付前である1月に投書が寄せられたが、実際は2月に告訴された」とし、「告訴前に告訴事実を知っている情報提供者が投書したものと疑われる」といった疑問を提示して裁判に望む姿勢を見せています。


つまりは、リュ容疑者の妻が刑事告訴に踏み切ったのは今年の2月であるにも関わらず、既に1月の段階でマスコミ各社に恐らくリュ容疑者を中傷する目的で匿名の悪質な投書が行われていた事から、こうしたマスコミを利用した情報操作は妻の告訴を事前に知り得ている者の行いであるとの疑いを公式に発表したという事です。これがリュ容疑者に有利に働くかどうかは分かりませんが、証言や事実関係との照らし合わせによって投書内容が根拠の無いデマであると判明する可能性はあるでしょう。

リュ容疑者側は昨日5/22に再度報道資料を発表し、「暴行を加えたというのはあり得ないことで、絶対に事実ではない。相手方が離婚調停を有利に進めるためでっちあげたものであり、積極的に対応していく。」とマスコミに向けて主張しています。

最近のリュ容疑者に対するインタビューは彼が屋外で白い車に乗り込む時に行われたものでしたが、特に嫌な顔も見せず、また、特に妻に対する中傷も無く、ファンに向けたメッセージと共に「頑張って韓国の良いところや大衆文化などを知っていただけるように最善を尽くします。」といった自身の活動についての発言も含んだ冷静な対応を見せるものでした。

韓国のネット社会は芸能人の不祥事に対してはかなり冷酷であると言われています。特に人気者が一度何かしでかすと、とたんに誹謗中傷の嵐が巻き起こり当事者が追い込まれて自殺に至るというケースが後を経ちません。それが直接の原因ではないとしても、自分の知る限りではこの数年の間に韓国の芸能界では男女合わせて10人以上の自殺者が出ているという異様さはちょっと理解できず、そこには日本とは異なる超潔癖主義とも言える風潮があるのではないかと感じます。


例えば、日本ではかのペニオク女とかが時効とばかりに何食わぬ顔してテレビにしゃしゃり出ていますが、それほど不祥事を起こした芸能人に対して甘い世界ではないようです。あるいは現在不倫問題で世間を騒がせている元アイドルの様な事をしようものならとんでもない騒ぎとなり、国内と比べて何百倍もの誹謗中傷の嵐が巻き起こり、ほとぼりが冷めてちゃっかり復帰するなんて事は決して許されず、「どのツラ下げて生きてるんだ!」みたいな状況になるんだろうと思います。

その様な事態から結果として人気はガタ落ちして鬱症に至り、韓国では芸能人の自殺が多発しています。例外もありますが、女性では歌手の「ユニ」に「ユジュ」、モデルの「キム・ダウル」、女優の「イ・ウンジュ」、「チョン・ダビン」、「チェ・ジンシル」、「チャン・ジャヨン」、「ウ・スンヨン」が、男性では俳優の「アン・ジェファン」、「イ・チャンヨン」、「チェ・ジ ニョン」に「パク・ヨンハ」が、あとはニューハーフの「チャン・チェウォン」も性転換手術後にネット上の中傷が原因で追い込まれ自殺しています。

この数の多さは異様過ぎて、もう目を覆うばかりです。特に女性は整形だか何だか分かりませんけど「あ~、もったいない。」としか思えない美女達が次々と自らの命を絶ち、男性も多額の借金といったもっともらしい理由のある人や、そうでもない人までも亡くなっています。2007~2009年頃は特にそれが多発しており、驚きと共に言い様のないやるせなさを感じました。

なかでも記憶に新しいのは2010年の6/30に自殺したパク・ヨンハ(享年32)ではないでしょうか。「冬のソナタ」でヨン様の恋敵役を演じたという事から彼の存在をよく知っていただけに、特に生前に大きな悩みがあったとも思えず、諸説はありますが今だに何故彼がそうせざるを得なかったのかが理解できません。もちろん「悩みは誰にでもある」という観点から広い視野でものを考えることができればの話ですが…。


今回のリュ容疑者の裁判は、いずれは判決が下ってどちらかが勝訴する形になると思いますが、その後で誰ひとり命を落とさずに穏やかに解決して欲しいものです。現在ではかつての国内の韓流ブームがどの程度低迷に向かっているかは分かりません。それでもリュ容疑者の人気はまだまだ高く、これで犯行が明らかになり処罰対象となっても、また、容疑が晴れたとしても、多かれ少なかれイメージダウンに繋がることは避けられません。

内外に限らず、芸能人の離婚調停や裁判の場では有ること無いことが飛び交いデッチ上げも言った者勝ちとばかりの状況である事が多く、一般人のリュ容疑者の妻はいかに好条件で金銭的に有利な離婚ができるかどうかに懸けているのでしょうか。悪く言えば元々財産狙いの結婚だったとも考えられます。

まあ、小市民の自分はこの件の推移をウォッチしていくしかありませんが、まだ幼児の娘さんが可哀想でなりません。それでも内心は辛いところを顔にも発言にも出さず、グッと堪えているリュ・シウォンの気持ちが分かるだけに、彼と家族の人生にパク・ヨンハの様な悲劇がおとずれない事を祈るだけです。










   


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