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川越達也が店で出した800円の水を巡る収入差別騒動に謝罪


イケメン料理人として有名な川越達也(40)が都内・渋谷区代官山で経営する大人気の飲食店「タツヤ・カワゴエ(TATSUYA KAWAGOE)」で出していた水について、利用客がグルメサイト「食べログ」のレビューで「勝手に水を出して800円取られる」といった書き込みをしており、それに対して川越が月刊誌の記事の中で反論すると突然そのレビューが削除された事がネット上で問題となりました。



こちらは今回の騒動の概要をまとめた映像です。騒動ついでに川越がオカマよばわりされていますが…。

5/18に発売された月刊誌「サイゾー」(2013年6月号)には、「タレント化する美食家たち「川越達也シェフ料理評論家を斬る」」と題されたインタビュー記事が掲載され、その中で川越は以下の事を語っています。

記者 : 「(飲食店の)評価サイトのことをどう思われますか?」
川越 : 「くだらないです。僕は興味もないし、何を分かって書いているの?と思いますね。人を年収で判断してはいけないと思いますが、年収300万円、400万円の人が高級店に行って批判を書き込むことも あると思うんです。」
記者 : 「そういうこともあるでしょうね。」
川越 : 「ね?でもそこまでの店にしてきた企業努力や歴史はあなたには分からないでしょ?と思うんです。断片的なことを切り取って「すべて悪」みたいなことを書き込んでいる。」


川越の店は2ヵ月は予約が取れないという高級イタリアンレストランですが、この様に具体的な年収を数字に出してまで痛烈な批判をしたのは「食べログ」に書かれたレビューの内容に対して反論したつもりだったようです。しかしそれが、「低所得者をバカにしている」とか、「貧乏人は高級店に来るなということか」などと受け取られ、ネット上で批判されました。

「食べログ」のレビューの内容は以下の通りですが、その日付は2011年頃のもので現在は削除されています。


「ぶち切れました。いいんです、別に有料の水でもいいんです。あたしが必要で頼んだなら。何も聞かず、勝手に入れて、結果二人呑まずに、で、800円かい?」(女性)
「お水を勧められたら800円とられるのでお断りしようねと望みましたが、気がついたらお水がいれてありました。領収書みたらやはりアクア800とありました。ここは日本ではなく外国のレストランだと思いましょう。」(男性)


どちらも注文していないのに800円の水代を取られたとあり、日本の飲食店では無料のイメージが定着している食事に添えられる水に対する金額とその強制ぶりに不満を示したものでした。これに対して川越は同誌で、「当たり前だよ!いい水出してるんだもん。1000円や1500円取るお店だってありますよ。そういうお店に行ったことがないから「800円取られた」という感覚になるんですよ。だから…残念だなと思うわけです。」と反論しています。

これは川越が自分の店は町の定食屋とかファミレスとは違うとの思いから利用客による辛口のレビューに対して辛口で返したものと思われますが、具体的に年収の額を数字を出していたことがネット上で批判され、「年収差別では?」との声が上がると次第に物議を醸すようになりました。

川越のこの記事を受けて「食べログ」のレビュー投稿ページは再び利用客からの反論で更に荒れることになり、追記を含めて以下のようなものが寄せられていました。上記のレビューと共にこれらも現在は削除されています。

「すいません、あたし年収400は超えてますよ、川越さん。笑」
「800円の水代も別に一流店では普通だと知ってます」
「良いお店には、お金を払いたい。チップだって払いますよ。でも、例え年収が十分でも、払いたくない1円がある。値段じゃない、気持ちです」
「話題作りのために来ている御のぼりさんが、多数集まるお店です。当然、過度な期待をしてはいけません。高いとかCPわるいとか本人が居ないとか…」
「800円の水が強制セット、との事で一度話のネタがてらに主人と行ってきました。もちろんお水はいりません、と断りをいれておきました。が、しかし、…」


同店は2名からの予約しかできない為に1人当り400円の水が2人分で800円という事ですが、そもそもボトル入りのミネラルウォーターの価格でさえ200円前後である事から、それを遥かに超える800円の「いい水」とは如何なるものなのでしょうか?それが高級店の習わしであるとしても、頼んでもいない水の料金を強制的と言える形で取っていたならやはり問題です。

既に騒動と化していたこの問題に対して、ようやく川越は自ら言いたかった事の真意が何であるかをテレビ番組で明かし、釈明すると共に謝罪の言葉を述べる機会を得ました。




こちらは6/17に放送された朝の情報番組「とくダネ!」(フジテレビ系)の映像です。同番組の取材に応じた川越は今回の騒動について、「全部自分が悪いんです。」と素直に謝罪し、1つひとつの問題点について釈明すると共に「生意気でした」と反省していました。

同様に川越のオフィシャルブログ「タツヤカワゴエの料理天国」にも同日付けで「当社よりご報告」と題した謝罪の言葉を発表しています。概要は以下の通りでした。

【 今回の事の経緯 】
・5月13日、サイゾーインタビュー記事が発売。(サイゾー本文添付)

・6月10日前後、サイゾー記事を読んだライターなどの追っかけ記事が多数公開される。
*川越氏は低所得者をバカにしている。
*低所得者は食べログにコメントするな。思っている。
*川越氏のレストランは無断で水で800円も取られる。など

・6月17日 とくダネ!放送内にて、今回の真意、誤解を弁明するとともに、食べログに関して一料理人としてコメントする。

【 年収300~400万円の…という文言に関して。 】
「年収300~400というのは、一般的なお客様を表現したということであって、バカにしたというような意味合いでは全くございません。ただ、今回具体的な数字を出してしまったことで、皆様に誤解を与えてしまったことに関しまして、心より反省しております。今後このようなことが無いよう、自身の発言、行動に更に責任と自覚を持って活動させていただきます。

→川越自身が、日本の平均所得を300~400万円と理解していたことから、一般的なお客様を前述のように表現してしまった次第です。

【 お水に関しまして 】
話題になっている食べログの記事は数年前の記事であり、現在は ・お一人様15000円(15000円の内訳は、お料理、お飲物、税金、サービス料)、コース料理に加えてお好きなお飲物をお好きなだけ召し上がっていただいております。食べログに投稿いただいたお客様がおっしゃっておられるのは、ミネラルウォーターのお値段かと思います。お客様に提供されるのは通常が水道水ではないことをまずはご理解いただきたく存じます。ミネラルウォーターというのは、イタリアやフランスのお水であることが多く、800円から1500円のお値段 (サイズにより)が通常、レストランがお客様に頂戴しているお値段です。

【 結びの言葉 】
ネットニュースの在り方に困惑しておりますのも正直なところでございます。本人の発言とは違った意味合いで、皆様に伝わってしまっているということを何卒ご理解いただければと思います。



同日に「食べログ」を運営するカカクコムはJ-CASTニュースの取材に答え、「タツヤ・カワゴエ」のレビューが削除された理由を、「報道等の影響によって、異常なアクセスの発生や、食べログの口コミガイドライン違反となる不適切なレビューが一時的に複数投稿されるといった状況が生じている」という事から、「このような状況は、レストランガイドとしての食べログのあるべき姿ではなく、利用者に迷惑をかけることにもなりかねないため、暫定的に閲覧の一部等に制限を行っている」としています。「食べログ」では以下のような口コミガイドラインを設けています。

【 「食べログ」の口コミガイドライン 】
「内容の確認が困難かつお店へ悪影響を及ぼす事象についての投稿はご遠慮ください」
「個人への誹謗中傷、店舗への断定的批判、及び不適切な表現は禁止します」
「節度ある表現での投稿をお願いします」

今回の騒動が収まった後は、「口コミガイドラインに照らし合わせた上で、不適切ではないと判断されたレビューについては通常通り見られるようになる」との事から、一時的に削除されていたレビューが今後また復活する可能性もありそうです。



これまでに何ら問題は起こさず醜聞を書かれてこなかった川越は順調に不動の地位を築いてきたかに見えますが、今回は著名人ならば誰もが通過せざるを得ない「洗礼」を受けた様なもので、ネット社会を筆頭とするこの国では日常的に起こりがちな「情報の1人歩き」の怖さを痛感することになったようです。その是非はともかくとしても、ある意味でこれは川越にとって良い体験だったのではないでしょうか。

まあ、どこかの知事の様に必然性も無く自らの蒔いた種に対する反論に対して声高に反論しても、更にまた反論が倍加されて返ってくるだけで、尚もそれに反論したり都合が悪い部分は謝罪したりを繰り返すという事をしていると「正しい・正しくない」の判断よりも単にその強情キャラが嫌われるだけで、メディアの露出度が高い者は人気商売である要素が強く、当然ながら自らの進退にも影響することになります。

この国ではいかなる職業・立場においても自らの起こした失態に対して強引に我を通せば身の破滅を招くという結果がゴールには控えています。川越達也とて例外ではなく、己がタレント化した料理人の1人であると思い知っての素直な謝罪だったのではないでしょうか。結局謝ってナンボならば、その原因を作らないことなのです。



それにしてもこの顛末を思えば、川越は自らの舌と価値観が国内のシェフ達の頂点に君臨していると錯覚したが故にここまでの騒動になってしまったのでしょうか。水道水の品質に関しても欧米は硬水が殆どである為にミネラルウォーターの価値がある訳で、日本では軟水かつ全国的に高品質な一応は飲める水なのです。故に水はタダ同然という利用客の意識を否定することはできません。

著しく異なるこうした水に対する事情や意識を川越も分かっていた筈でしょうが、それを度外視して単に気取って欧米ルールを持ち込んだところがイケてませんでした。どうゴリ押ししても日本人は飲食店で出される水に料金を支払うという感覚はこれまでも今後も無いでしょうし、何より領収書に水が800円と分かる形にしたのは失敗でした。

川越の店は現在、コースメニューが一律15000円でフリードリンク制というシステムに変えたので何も問題は起こりそうにないでしょうけど、素人目には初めからそうすれば良かったとしか思えません。


しっかし代官山がオシャレって…。w 小さな雑居ビルの2Fというレベルの立地の店で、800円のミネラルウォーターは当たり前ですという調子こきっぷりはマジでどうなのかと!

個人的にこの街は土地勘があるので、自分だったらハス向かいにある蕎麦屋の「冷したぬきそば」(780円)で充分です。 あと20円足した800円で、ようやく水一杯ってのも何だかなぁ~。










   


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