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フジの「テラスハウス」、当初の疑惑も既に沈静化ですか..。


「6人の知らない者同士が一つの家で共同生活を送るリアリティーショー。」という触れ込みで2012年10/12にスタートしたテレビドラマ「テラスハウス」(フジテレビ系)は、当初AKB48の北原里英が出演するという触れ込みで盛り上がりました。私生活で恋愛禁止というAKB48の鬼ルールの中、北原が出演者との交際に発展する可能性に注目が集まりましたけどねぇ..。




この初回の放送が結局は一番面白かったと言えばそれまでです。番組の冒頭にYOUがMCとして登場します。年明けからトリンドル玲奈が加わり、2人でMCを行うようになりました。台本が無い番組という事をYOUが言っていますけど、ゆるい流れみたいなものや、ちょっとした演出・指示はあるんじゃないかと思いました。カメラが待ち構えていて不自然なシーンも多くあったり、よほどヒドい場面ならばNGとなり、撮り直しもあるんじゃないかと思いますが、どうでしょう。特に人物がドアから入ってくる場面などは1日中定点カメラを回しているとは思えません。

出演者がカメラワークを分かっている、あるいはカメラ側が出演者の動きを分かっているといったシーンも散見されますので、完全なドキュメント映像とは言えないと判断しています。でも、島袋聖南がワイン飲んで酔っ払っていたりするのは演技じゃないと感じますし、湯上りの北原里英がすっぴん顔だったりするのも新鮮な映像でした。個人差こそあれ、6人ともカメラ慣れしていますので素人感はさほど伝わって来ません。でも、やっぱり台本は無いのでしょう。どこが日常でどこが演技であるかが交錯していて、微妙な雰囲気の番組といった印象です。それを「やらせ」と批判する人は多い様です。自分は「リアリティーショー」の要素と解釈して娯楽と割り切っています。


さて、ここからは番組が開始した当初起きていた疑惑について書いていきます。 初回の放送で1人ひとりのキャラクターも分かりましたが、その1人が東京・渋谷のらん交疑惑のあるアーティストの活動の場、「渋家(シブハウス)」というシェアハウス居住経験者の女性である事が直ちにネット上で騒ぎになりました。その人物は「渋家」に参加しているとされる「ちゃんもも」という女性で、同番組に出演している作家志望の竹内桃子(21)と同一人物である可能性が指摘されていました。

現状ではその疑惑が「ほぼ同一人物である」という断定形に変わり、物議を醸していますけど実際プライベートではどうなんでしょう。この二人の顔は非常に似ているというより全く同じ。年齢も一致していて「ちゃんもも」は「ももちゃん」を意味するので番組中の「桃子」と同じと判断せざるを得ないしで、もうイコール本人という事でしょう。

その「ちゃんもも」の知人から、ツイッター上で番組出演の事や北原里英と共演したという快挙を祝福されるという裏付けもあった様です。で、何が問題かというと、その「ちゃんもも」が自身の芸術活動と称して、いささか過激な性的表現をしていて、その写真が現在もネット上で簡単に探せて誰もが見ることができる状態である事です。その画像がどんだけ過激かと思ったら、特に何も問題無くてがっかり。あの程度ならカワイイもんでしょうに..。検索すれば直ちに見ることができますので、あえて掲載しません。

話を元に戻します。「ちゃんもも」のみだれっぷりがどうあれ、これが同番組のスポンサーに知れると直ちに番組降板という処分をくらうか、最悪は番組自体が打ち切られるという事態も想定されると噂されていました。しかし、その後何のお咎めも無いことが逆の意味で疑問に思える訳です。スポンサーは大手自動車会社です。過去にも明石家さんまの「恋のから騒ぎ」の出演者に対して、もし風俗勤めが明らかになった場合は即座に降板してもらうというルールを敷いていたということがありました。スポンサーはこうしたコンプライアンス遵守の一貫した厳しい姿勢でした。

この件をめぐり、一時はスポンサーが激怒しているとか番組が打ち切りになるとまで噂されたのは何だったのでしょう。舞台裏は一体どうなっているのでしょうか?当然、ここまでネットで書かれている「ちゃんもも」の活動を知らない筈はなく、目を光らせていない訳でもないのです。「ちゃんもも」がこのまま調子をこいていれば、更なるスキャンダルが発生するという一触即発の状態も想定できるのにお咎めなしとは、風俗勤めに芸術活動が勝利したものと自身は勝手に判断することにしました。

番組打ち切りなんて前代未聞の事態が起きることは、逆に企業にとってはマイナスイメージになりますし、せっかく米国での黒字を回復した社としての頑張りに水を差す結果となるのは必至です。むしろ番組の内容自体は不健全ではない為、この程度ならば様子見かとダンマリを決め込み沈静化を待ったかと推測しています。「番組終了まで、過激な活動は控えろ。」と、大人の事情から何らかの圧力が「ちゃんもも」にかかっていると想像できますが、その辺はどうなのか..。実際、もう番組自体も一定以上の人気を得られた訳ですから、上記のお咎め理由の沈静化は進んだものと判断しています。

番組がコケた事による迷惑は北原を抜擢した秋元康とAKB48にまで達し、更には本名の宮城大樹で出演しているRISEのトップファイター、Dyki自身のみならず、格闘技ファンにまで影響は及びます。もちろん毎週金曜日の放送を楽しみにしている一般の視聴者だって、その程度の理由で番組が終わるなら落胆どころか大騒ぎでしょう。ですから、そう簡単にできる事ではありませんね。




この映像は竹内桃子こと、「ちゃんもも」のインタビューです。恋愛や喧嘩に関する事に触れられると、終始はにかみ笑いをしながら返答に困っている様子。弁解が多く、本当の事を言ってくれていない印象を持ちます。作家志望というのは本気みたいで、活動そのものは真面目に行なっている様です。彼女の才能がどの程度のものであるかは具体的にはまだ何も分からない状況なので、世間の噂が先行している部分もあるでしょう。恐らくは知名度が上がることで「やんちゃ」だった面が抑制されたかとみています。




こちらは番組開始前の北原里英の意気込みといった映像です。やはり北原は番組で使われる家に住んで、そこから仕事に向かうことになっていたのは本当でしたか。しかし、そこでちょっとした問題が起きました。それは秋元康が同番組が始まる前にGoogle+で報告した内容に関してですが、ネット上ではそれが「ヤラセ」ではないかという事が指摘されていたのです。Google+の報告では、「業務連絡。北原へ。」として秋元がフジの番組スタッフに「テラスハウス」の出演を推薦しておいた事や、その判断を北原自身にゆだねている事。そして、その理由も「初めはAKB48にMCをやって欲しい」という企画の話だったものが、それでは普通過ぎるので北原を出演させることを推したという事などが書かれています。恋愛禁止のAKB48が、知らない男性と同居するという設定にあえて挑戦し、「現役アイドルが恋愛と仕事のどちらを取るか?」というテーマをこなせるのは北原しかないと思ったという推薦理由なのですが..。

その書き込みを見たAKB48の鈴木紫帆里が、「りえこさんが言ってたやつはこれだったんですね!?」と、うかつにもGoogle+に投稿してしまった事により、北原が事前にこの話を秋元から聞いていて、それを鈴木に話していたのがバレたという顛末でした。しかも鈴木の投稿はすぐ後に書き換えられ、「りえこさん凄い!」に変わっていたというのです。これらの事から、秋元は北原の「テラスハウス」出演をGoogle+を使ったステマに使おうとした「ヤラセだろう」とされ、ネット上で話題になってしまった訳です。この映像の24秒の所で北原が言っている出演オファーを受けた事は、秋元がGoogle+に投稿した後で北原が知ったかの様でいて、実は事前に北原に伝えていた事が分かります。ファン心理としては、こんな微妙な時間軸のズレでも突っ込みたくなる訳ですか!どうやらステマを当て込んだ点が最も批判を受けた様ですが、それすら秋元が計算済みだったとしたら怖くなります。

北原本人が語っている様に、あえて恋愛禁止のAKB48のメンバーをこの様な男女の共同生活(部屋は別ですが)の状況に放り込むという点は懸念があったでしょう。その話題性狙いの意図がファンにとってはスリルであり、結果的に番組の人気に繋がるのかも知れませんが、これが先日の峯岸みなみの丸坊主事件が起きる前に行われていただけに、その魂胆には呆れるばかりです。実際、北原は番組の中で「異性と付き合ったことはもちろんある」と発言するなどしてネット上で軽く炎上こいていた様ですが、あくまで学生時代の頃だったと限定するなど、誤解を解く為の努力が苦しかった様子です。自分はその件はリアルタイムでは未確認です。何だか全てが企画通り・狙い通りに進行していると思えて番組は順風満帆といった様子です。あとは島袋の年齢詐称疑惑だとか竹内の整形疑惑とか、それらは別に取るに足らない事ばかりです。長々と書いた割には、冷静に考えると疑惑と呼べるものなど無く、既にこの今では沈静化しているという馬鹿馬鹿しさに落とし込まれています。


自分は基本的に国内のテレビドラマは一切見ません。その理由は単純で、「演技が臭いから」です。しかし、当初はこれだけ周辺に香ばしさが漂っただけに、昨夜の放送も見てしまいました。今さらですが「リアリティショー」という言葉も新しいと思いました。YouTube上の関連の動画を番組開始から見始めたのも、もちろんそれがどれだけ新しいスタイルであるか自分で感じ取ってみたくなったからです。

以下、「テラスハウス」の映像にコメントを付けていきます。



まずは今井華のインタビューです。本編では見られない未公開映像という事で、この番組もファンサービスで大変ですね。この人は全く女優向きではなくて、大雑把という印象を持ちました。けっこう男性的な性格ですけど、意外と神経質で、初めの頃はずっと眠ることができなかったと別のインタビューでは語っています。本人、人気があるんでしょうか?「テラスハウス」に出演する女子の中心的な位置づけとみて良いのか、性格はとても明るいと思います。よく人を笑わせ、自身も笑っているシーンが印象に残ります。幾分、出がYankな感じも受けます。自称ダメンズウォーカーという事ですけど、憎めないものがありますね。ちょっとGackt似の目元かと思えるのは自分だけでしょうか。このインタビューでは意気込みが感じられますけど、あまりしゃべる職業に向かない気がします。20歳でモデルだったら無理もないか..。(ケチばかりつけている様で、ファンの方には大変申し訳ありません。)



これも未公開映像という事ですか。ならば、この二人の日常性がファンにとってはたまらなく良いのでしょうか..。でも竹内の甘ったるいしゃべりは正確に聞き取れない事も多いです。島袋聖南は存在感こそありますけど、女優じゃないからしゃべりのヘタも上手も無いのでしょう。役者として見れば今井よりは遥かにマシです。これはドラマではないから発する言葉もセリフではありませんが、もしこれがセリフだとしたら島袋って天才じゃないかと思える瞬間もあります。そこが面白いところです。
特にキッチンの中のシーンでは、島袋の間の取り方が自然でとても良いです。もし女優ならベテラン級でしょう。一瞬、島袋は青田典子に似てる時がありますね。日常の生活の中から発せられた言葉と台本の言葉との違いを痛烈に感じさせると共に、その相互を行き交う様な束の間の錯覚も楽しめます。この感覚は「新しい」です。



これも途中から未公開映像付きで、ファンには有難いかと。この犬顔坊主てっちゃん、こと菅谷哲也は消防士を目指しているという事ですけど、結構役者として見ればいい味出してると思います。ポスト吉岡秀隆くらいの存在になるんじゃないかと本気で思わせてくれて、ずっと役者続けていって欲しいくらいです。普通のドラマだと冗長になりがちでダレまくるこういった泣きのシーンも、「テラスハウス」のスタイルだと延々と見ていられるので、少し不思議な気持ちになってきます。



これまた本編では見られない未公開映像という事で、東京芸術大学工芸科在籍の中津川翔太がメインのシーンです。カメラの使い方とカット編集、そしてBGM等のMAの付け方がドラマの制作スタイルそのものなのに、唯一しゃべっている内容だけが台本通りのセリフではないという事がこれだけ新鮮に見えるのかと驚かされます。何故、これまで殆ど誰もこの手法を試みなかったのでしょう。
学芸会レベルのベタな臭い演技が大嫌いな自分もこれならば楽しめます。制作側は脚本家や演技指導なども不要となり、人員削減につながるところが合理的です。これなら低予算でも番組は成立しそうです。セリフや演技の完璧さを求めてNGを連発するなども皆無に近いでしょう。もはやドラマ収録という感覚でなく、前人未到のヤバい制作スタイルをやってのけています。 これは番組制作の革命か。リアリティショーという名付けも納得できて、思わず唸ってしまいます。


(☆追記→2/8放送分が見れず、2/15の放送分に差し替えました。前半に2/8のラストシーンあり。)

2/8、2/15の放送分では、Dykiが出演しています。2/8の回は特に島袋の存在感が際立っていたと感じます。何だか日常の暮らしぶりが楽しそうにも思えたり、自分もシェアハウスで暮らしたみたいと感じる若い人は多いだろうと思います。その点では影響力の大きい番組だと思いました。同じフジテレビが1999年から2009年までの9年半放映していた、久本雅美がMCをつとめた「あいのり」という番組がありました。「テラスハウス」はその「あいのり」の家版だという記事を見かけます。複数の男女の出演者が出入りするという点で共通項を見出だせても、さほど「あいのり」に通じるイメージは得られないのは乗り物による移動が無いからでしょうか?自分はずっとそう感じてきました。

空港での「まーくん」との別れのシーンで島袋が告白する辺りで、ようやく「あいのり」的な印象を感じられました。竹内がトイレに行こうと突然てっちゃんを誘いその場から消えることで島袋に告白のチャンスを与えていますが、これはちょっと台本っぽい演出を感じました。残されたまーくんと島袋の告白前の重たい空気などはまさに「あいのり」的な展開。台本に基づくドラマでは決して得られない2人の雰囲気を放っていました。まさにこういう雰囲気が視聴者をグッと引き込む瞬間であり、「テラスハウス」の醍醐味なのでしょう。これまでの島袋の明るいキャラクターが一変し、シリアスな一人の女性としての魅力が別の存在感として伝わってきます。 冷ややかに見るなら、これは制作側が「あいのり」での体験から既に知り得ている、いわば「予定された感動」なのかも知れません。



最後は北原里英のダイジェスト的な映像です。一貫した室内光と自然光のみのリアリティが心地よく、変に完璧を求めた不自然な照明を一切当てていないところがこの番組の潜在的な魅力でしょうか。最近のカメラの性能を考えれば充分それで映像クオリティを保てる事も、もちろん計算済みでしょう。特に8分25秒からの別れのシーンが印象的です。ふだん見ることのできない北原のこういう面も悪くないですね。というか、この家で北原が一定期間暮らしていただけに、泣きっぷりも演技じゃない訳ですし、この体験は一部で女優志望と噂される北原にとっては貴重な第一歩となっていくでしょう。AKB48の中では他のメンバーに比べ、メディア露出も個人的なアピール度も弱かった北原の新境地を確認できたという点で楽しめましたし、未来の女優としての可能性の広がりをここでは充分見せてくれています。

将来から見ればこの今がドラマ制作においてひとつの重要な時代であったと思える様な気がしてなりません。テイラー・スウィフトの大ヒット曲「WE ARE NEVER EVER GETTING BACK TOGETHER~私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない」が、「テラスハウス」のオープニングテーマに使われている辺りもキャッチーでした。この曲にハマった人は、あと何年かして再び耳にすると今起きている事を懐かしがることでしょう。



現在放送されている「テラスハウス」はワンクールが終わった後も、「あいのり」の様に続く可能性はあるのか?という事をイメージしてみました。メンバーが自然に入れ替わるか、あるいは総入れ替えか?それは今回の初回放送分の反響によって決まるのかも知れません。番組制作の上でのメリットは、海外のロケ要らずだったり、機材もコンパクトで大掛かりな美術要らずという面や、人員の面でもスタッフ要らずと言えるでしょう。低予算かつ一定以上の視聴率であれば、夜11時の時間帯の放送としては効果は充分高いと思われます。プラス新人タレントの発掘も容易に行えそうな気もします。

番組が続くうちに、若い人の間でシェアハウス文化めいたものが序々に定着していく可能性も考えられ、現在はシェアハウスの比率が低い不動産業界が将来の需要を見越して賃貸部門の変革が起こるかも知れない等の空想をしてみると面白いものがあります。シェアハウスというものは利用者にとっては経済効果が高いし、見かけ上はリッチな暮らしができるというメリットもあります。様々な問題が全く無い訳ではないでしょうが、不動産業界としても現在利用価値の低い物件に簡単な改築を施すだけで人気のあるシェアハウスにリフォームすることができるのならば、結構これは本格的に流行るかも知れません。

不思議に思うのは、一見無関係な番組制作側も一般人が借りる実際のシェアハウスも不動産業者も、全て経済的なメリットだらけであるという現象です。「引き」の視野で見てみれば、シェアハウス文化は日本経済の成長を支える可能性をも秘めているのかも知れません。

ちょっと大風呂敷になりましたが、そんな所までイメージは膨らんでいきました。









   


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