SSブログ


反町隆史の飼うドーベルマンが隣人噛み385万円の損害賠償


5/14に東京地裁が俳優の反町隆史(39)と女優の松嶋菜々子(39)夫妻に385万円の損害賠償を命じる判決を言い渡したことが分かりました。事の発端は渋谷区内のマンションに居住する反町夫妻が飼っていたドーベルマンが一昨年の5月に同じ3階のフロアに住む隣人のアートディレクターの佐藤可士和(48)さんの妻・悦子さんの足に噛みつき怪我をさせるという事故が起きたからでした。その後、反町と悦子さんとの間に示談が成立しましたが、佐藤夫妻は同じ場所に住み続けることは精神的に困難としてマンションの退去を管理会社に申し出ました。

佐藤夫妻は2010年の10月から3年間の賃貸契約を結んでいましたが、東京・目黒区のマンション管理会社は佐藤夫妻の希望通り契約期間の途中で賃貸契約を解除しました。その時点ではまだ2年以上の賃貸契約が残っており、契約上は家賃2ヵ月分の違約金を佐藤夫妻側が支払うという規定がありましたが、管理会社は退去理由を配慮してそれを請求せず免除しています。

管理会社は佐藤夫妻の退去した部屋が1年以上の空室状態となった為に、本来なら得られる筈だった賃料も合わせて約5220万円を反町夫妻に請求しています。裁判では管理会社側が「犬の飼育管理で通常払うべき注意義務を怠った過失がある。」と主張していたのに対し、反町夫妻は「犬に噛まれた事で転居するのは社会通念上相当とは言えない。」と反論していました。


こうして繰り広げられたお互いの主張に対する東京地裁の判断は、「一歩間違えれば重大な危害が及ぶ事故。夫妻には管理会社に生じた間接的な損害の一部を賠償する義務がある」と、佐藤夫妻の妻がドーベルマンに噛まれた事とマンション退去との間に因果関係を認定しました。

宮坂昌利裁判長は「犬を適切に管理しなかった夫妻の過失が、管理会社の営業利益を損なったとまでは言えない」」としたものの、管理会社が佐藤夫妻に違約金を請求しなかった点について、「本来佐藤夫妻側に生じた違約金を不動産管理会社が肩代わりしたといえる」と指摘し、反町夫妻には違約金の範囲に限った2ヵ月分の家賃と弁護士費用の合計額に相当する約385万円の損害賠償を認め支払いを命じました。

この判決について反町の所属事務所は、「判決が確定しておらず、コメントは差し控えたい」としています。




こちらは一昨年の5月に起きたこの事件をCGで再現した「TOMO NEWS」による映像です。反町は悦子さんに慰謝料と治療費を含めた約30万円を支払うことで2011年の7月に示談が成立していますが、悦 子さんが太ももを噛まれた怪我は全治11日というもので、悦子さんには心的ショックが残ったらしく、現場を通るたびに事故を思い出して気分が悪く­なると訴えていた事から、「このマンションにはもう住み続けられない」と判断し、事件の翌月に引っ越しています。

反町夫妻の飼っているドーベルマンは警察犬や軍用犬として訓練される程に頭が良く、飼い主には従順ですが他者に対しては攻撃的になる性質を持つドイツ原産の犬種です。その為、国内でも噛みつかれるなどの事故が多発しており、自治体によっては危険犬種として扱われています。

飼育管理者は当然ながら通常の犬種とは違った厳しい訓練や人との正しいコミュニケーションを行って飼育しなければならず、罰則規定は無いものの一般人が飼うには向かない犬種として認識されています。恐らくは反町が危険品種と知りながらその様なドーベルマンに特化した性質を好んで飼育していたと思われますが、飼育に当たりどれだけの努力を注いできたかに関しては不明な点があります。

事件の当日は反町夫妻がどの程度の距離で飼い犬に付き添っていたのでしょうか。このCGでは反町夫妻の6歳の次女が1人でリードに繋いだ状態で連れており、悦子さん1人だけが通路にいます。ニュースや記事を総合すると、次女が玄関から出たところ共用通路で悦子さんに出会うと、やりすごそうとしていた悦子さんに反町夫妻の飼い犬が突進した為に次女が制御できなくなり、反町夫妻が駆けつけるまで太ももを噛み続けていたとされています。それがどの程度の時間内で起きていた事だったかは不明です。




こちらは「ANNニュース」(テレビ朝日系)によるこの事件のニュースの映像です。こちらもCGによる再現が行われていますが、上記の「TOMO NEWS」との違いは反町夫妻の次女が1人だけで共用通路に出ている点と、悦子さんが子供連れという点です。このニュースの解説では犬が子供に襲いかかるのを悦子さんがかばっている点と、遅れて現場に駆けつけたのは松嶋と家政婦の2人だったとしています。個人的にはこちらの再現CGと解説の方が信憑性が高いのではないかと判断しています。しかしこれもどの程度の時間内で起きていたのか、詳細については不明です。


この事故の顛末でまず思ったのは、ドーベルマンに太ももを比較的長時間噛まれ続けた悦子さんの恐怖がどれだけのものだったかという事でした。自分の体験を書くと、高校生の頃にかなり体が弱っていた飼い犬にふとした事から思いきり右手首を噛まれた事があります。犬の寝ていた縁側の下にかがみ込み自分の靴を拾おうとしたら犬の爪に靴ひもを引っ掛けてしまい、爪を剥がす様な方向に引っ張っていた事に気付き、ひもを外そうと犬の足先に手を伸ばすと、「グアオァー」と吠えて瞬時に「ガブッ」とやられました。

パニック状態になった自分はとっさに噛まれた手を引っ込めたところ、犬の歯が深く手首の肉に食い込み犬ごと付いて来て簡単に外れません。「あわわわっ…。」という感じで、反対の手で犬の上顎をガッチリと掴んで力ずくで「グッ、グッ、グッ」と何度か上に引っ張り、やっと犬の歯を引っこ抜くと今度は傷口4ヵ所から大量の血が吹き出してきて痛いのなんのって…。あの時は痛みで気絶しそうになるという初めての体験をしました。

その後、しばらく飼い犬を見るのも嫌になり両親に言って裏庭に追いやってしまい、ずっと目をそらしていましたが数ヶ月後にその犬は息を引き取りました。自分の傷はすぐに病院に行ったので治っていましたが、とても悲しくなってしばらくは何も手に付かない時期が続きました。



個人的には反町夫妻の金銭感覚もドーベルマンを飼うという嗜好も、6歳の女の子に1人でリードを持たせるという神経も全く理解できませんが、事故の現場を通ると気分が悪くなり直ちに引っ越したくなった悦子さんと子供の気持ちだけは理解できます。自分が噛まれたのは中型犬でしたし前日までは何も問題無かった飼い犬ですが、人の家のドーベルマンに長時間噛まれ続けるというのがどれだけの恐怖かと思うと、上記の体験をしているだけにゾッとしてきます。

もし悦子さんが動脈の所を噛まれていたらどうなっていたでしょうか。ですから、反町の言う「犬に噛まれた事で転居するのは社会通念上相当とは言えない。」というのは例え裁判に勝ちたくて出た言葉だとしても、どう考えても他人行儀で思いやりのない発言だと思います。


管理会社もエゲツない。世の中、カネが全てなんですか…。自社のお客様である反町夫妻に5200万円を請求する神経も全くおかしいと思います。それが東京・広尾のデフォルトですか?1年以上空室になった事は営業努力の問題ですし、事故にかこつけてそれを反町になすりつけるとは情けない。「ひよっとしてその空室、ワザとでは?」と勘ぐりたくもなります。

第一、反町夫妻がドーベルマンを飼っている事を把握していたのか、いなかったのか。そのどちらも問題なのです。把握していればこの事故は想定できるものでしたし、把握していなければ「ペット可」とする住居に入居する顧客との契約以前の詰めが甘く、いい加減だったという事になるのでは?当事者ではないので高級マンションの事情はよく分かりませんが。

今回の東京地裁の判決は妥当だと思いましたが、示談に関してはこれが別の相手なら30万円で済んだでしょうか。佐藤夫妻はかなり太っ腹だったのでは?ざっと計算して175万円のマンションに住める金銭感覚は7万6千円の部屋に住む者の23倍という事になりますから、反町夫妻の出費はあくまで感覚的には計415万円を23で割った18万円で済む話か。そのマネーで牛丼が何杯食えるんだろうか。w

これはざっと年収200万円のワーキングプア層の1ヵ月分強の収入相当という事で、裁判はシンドかったでしょうけどそれは自業自得という面もあるし、むしろ反町夫妻に何の怪我も心的被害も無くて良かったですね。

で、ドーベルマンは今後もずっと飼い続けるんでしょうかね…。










   


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0)  [編集]
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

Copyright © ジジキジ All Rights Reserved.
当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます
自分に合ったスニーカー

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。