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TLCと安室奈美恵が夢の共演!ウォーターフォールズを歌う


日本を代表する女性アーティストの安室奈美恵(35)が1990年代に人気を博したガールズR&Bグループ「TLC」の新しいアルバム、「TLC 20 ~20thアニヴァーサリー・ヒッツ~」の収録楽曲、「ウォーターフォールズ (20th アニヴァーサリー・ヴァージョン)」に参加していた事が6/11に分かりました。

TLCはT-ボズ、レフト・アイ、チリの3人から成り、1992年のデビュー以来現在までに4つのグラミー賞を受賞し、全米シングル・チャート1位を獲得した曲が4曲、全世界のアルバム総売上数が6500万枚以上という実績を持つスーパーグループです。同アルバムは今年でデビュー20周年を迎えた彼女らの4曲の代表的なヒット曲を新たにレコーディングするというコンセプトに基づいて制作され、6/19に全世界に先駆けて日本でCDを先行リリースすると共に、「ウォーターフォールズ (20th アニヴァーサリー・ヴァージョン)」のネット配信を6/12から開始することになりました。

安室が参加した曲の原曲は1995年に発表されたアルバム「Crazysexycool」に収められている「ウォーターフォールズ」で、同年に7週連続で全米シングル・チャート1位を記録したTLCの最大のヒット曲である事から、まさに夢のコラボレーションが実現した形となりました。原曲では交通事故で2002年に30歳の若さで他界したレフト・アイ(本名リサ・ニコール・ロペス)がバックコーラスと間奏部のラップを担当していますが、今回は安室が歌詞とメロディにアレンジを加えて見事にレフト・アイの役目を果たしています。




こちらは6/11放送の「ZIP!」(日本テレビ系)がこのニュースを報じている映像です。オンエアではEXILEの眞木大輔(37)がコメントしていましたが、ちょうど青春ど真ん中といったTLC世代である事が伝わってきました。




こちらは早々とYouTube上にアップされていた「ウォーターフォールズ (20th アニヴァーサリー・ヴァージョン)」で、英題は、「Waterfalls (20th Anniversary Version) TLC Ft Namie Amuro」です。

キーもテンポもオリジナルと同じですが、年齢のせいかT-ボズのヴォーカルが落ち着いていてシットリ感があります。3分09秒の所から安室の担当したラップが聴けますが、控え目な大人の味で休符が心地良いオンビートの魅力が感じられ、これはこれで上出来だと思います。

また、その後の3分33秒~3分55秒の所までが安室のアレンジによるヴォーカルのメロディで、こちらはオリジナルを超えている気がします。このメロディアスさはTLCと同じくアトランタ系の元祖だった年下の先輩であるデスチャ路線か?安室のターゲットは明確で、チリが後述のコメントの中で絶賛していたのも分かる気がします。




こちらは「ウォーターフォールズ」のオリジナルバージョンのPV映像です。この曲が収録されているアルバム「Crazysexycool」は1994年の11月にリリースされ全米で1000万枚以上のセールスを記録すると共に、1996年のグラミー賞で最優秀R&Bアルバム賞を受賞しました。当時はTLCの人気が頂点へと向かいつつあった最も彼女らが輝いていた頃でしたが、やはりレフト・アイの存在はとても大きかったと思います。




こちらはアメリカの音楽専門チャンネル「VH1」による、レフト・アイの亡くなる寸前までの26日間を記録したドキュメンタリー映像「The Last Days Of Left Eye」です。

2002年の4/25にレフト・アイはバカンスの為に家族らと南米ホンデュラスを訪れ、フティアパ近くのハイウェイを自らの運転する車で走行中に路面脇の樹木に激突するという自損事故により亡くなりました。1時間21分36秒の所からは実際の事故の直前までの様子がビデオに記録されていますが、もちろんそれは予期せぬ出来事でした。これを初めて見るTLCファンの方にとってはとてもショッキングな映像だと思います。

レフト・アイの亡くなった7ヵ月後にリリースされたアルバム「3D」以降、TLCは大きな悲しみを乗り越え残りの2人で活動を続けてきましたが、正直なところレフト・アイ抜きで過去の自分達を超える作品を残すことはできなくなりました。思えば20代前半でデビューした彼女らも今は40代前半という年齢ですから、時の流れの速さを感じます。TLCの2人が安室よりもずっと年上だったというのは意外でした。


今回は7曲が過去のヒット曲のリメイクで残りは過去の曲のライブ・バージョンという構成であり、新曲らしい曲は見当たりません。それでもお馴染みの曲ばかりなので、懐かしさと共にそれぞれのアレンジの違いが新鮮に感じられて楽しめる内容になっている筈です。アルバムにはCD+DVDのデラックス盤とCDのみのスタンダード盤の2種類があり、曲のタイトルは以下の通りです。

【 TLC 20 ~20thアニヴァーサリー・ヒッツ~ 】

● CD
  1. ウォーターフォールズ(20thアニヴァーサリー・ヴァージョン) → with 安室奈美恵
  2. ノー・スクラブス
  3. クリープ
  4. ベイビー・ベイビー・ベイビー
  5. ディギン・オン・ユー
  6. アンプリティ
  7. ウォーターフォールズ
  8. アンプリティ(アコースティック)
  9. ベイビー・ベイビー・ベイビー(ライヴ)
10. クリープ(ライヴ)
11. アンプリティ(ライヴ)
12. ウォーターフォールズ(ライヴ)
13. ノー・スクラブス(ライヴ)

● DVD(デラックス盤のみ)
  1. ベイビー・ベイビー・ベイビー(ライヴ)
  2. クリープ(ライヴ)
  3. アンプリティ(ライヴ)
  4. ウォーターフォールズ(ライヴ)
  5. ノー・スクラブス(ライヴ)


安室にとって洋楽アーティストの楽曲に参加するのはこれが初めての事ですが、チリとは10年以上前に会った事があるという間柄でした。その理由はアメリカの音楽界でも屈指のプロデューサーであるダラス・オースティンが両者の楽曲をプロデュースしていたという関係からで、安室のアルバム「GENIUS 2000」の楽曲の多くは彼のプロデュースによるものでした。

安室はダラスの自宅を訪れる機会があり、その当時チリがダラスの恋人だった為にそこに居てお互いに対面した事のある顔見知り同士となっていた訳です。チリは1997年にダラスとの間に長男を出産していますが2000年に未婚のまま破局したとの事ですから、安室がダラスを介してチリと出会ったタイミングはその少し前だったようです。

元々チリは、「ウォーターフォールズ」でレフト・アイの務めたラップを日本を代表するアーティストの誰かに歌ってもらいたいと思っていたそうで、上記の縁から安室を指名するとその熱烈なオファーを安室が快諾した為にこの様な夢の共演が実現したという経緯があります。




こちらは1999年に安室が出演した番組の映像ですが、まさに上記のダラスとチリとのエピソードを語っています。しかし爆笑問題の2人がどれだけこの話に付いていけてるのか、いささか疑問が残ります。w


今回のアルバムジャケットは日本を意識したアニメ・キャラクター風のデザインで、メンバーの日本びいきぶりがうかがえます。アルバムのリリース後の6/22にTLCは日本で開催される国際的音楽アワード「MTV VMAJ 2013」で「レジェンドアワード」の受賞のために来日し、本格的なプロモーション活動を日本からスタートさせる予定があるそうです。

アルバムのリリースにあたり、3人はそれぞれ以下の様なコメントを残しています。

【 TLCメンバーと安室のコメント 】

「最初に(この新ヴァージョンを)聴いた時は興奮したわ。私たちの代表曲である「ウォーターフォールズ」に新しい息吹を与えてくれた。ナミエが参加してくれたことを誇りに思うわ。」(T・ボズ)

「(写真撮影の時)久しぶりにナミエにあえて嬉しかった。10年以上前に会ったことがあるんだけど、将来何か出来たらいいな、って思ってたから、今回共演が実現してとても喜ばしく思うわ。(楽曲は)彼女がアレンジしてくれたところ、すごく気に入ってる。」(チリ)

「彼女達の20周年という素敵なタイミングに、ご一緒出来てすごく光栄です。」(安室)


今回、安室はたった1曲のみの参加でしたが、1994年の「フォーターフォールズ」に新しい息吹を与えた、2013年版の「ウォーターフォールズ (20th アニヴァーサリー・ヴァージョン)」は素晴らしい出来栄えとなっています。亡きレフト・アイに対するリスペクトと共に、TLCのメンバーの意向に応える形で安室は独自の世界観による解釈でアレンジを加え、世界中で彼女にしかできない歌唱を披露してくれたのではないでしょうか。個人的には今後TLCのアルバムには必ず安室が参加して欲しいと思います。というかTLCを改め、NAMIEの「N」でTNCでもいいんじゃないかと…。w

レコーディングに際しては共に多忙のなかスケジュールを調整して行われた為に安室とTLCの顔合わせは無かったそうですが、その後ロサンゼルスで行われた写真撮影に安室が参加した事からTLCのメンバーとの合流が実現しました。お互いに対するリスペクトから両者は直ちに意気投合し、久々の再会となったチリはかなりの喜びようで出会いの時には自ら安室に走り寄る程だったとの事です。こうして10年の時を越えて再会した2人にT・ボズが加わり、安室は終始英語で対応して話が盛り上がったまま和やかな雰囲気で撮影を終えたそうです。



滅多に新盤のCDを買わない自分も、これは「買い!」だと思います。自分のようなジイさんにとってはTLCのデビューなんぞ少し前の話という感覚ですが、思えばその時生まれた子供はもう20歳か…。当たり前の話とはいえ不思議な感覚です。




◎ TLCの来日に関する情報は以下の通りです。

【 MTV VMAJ 2013 】

☆日時 : 2013年6/22(土) 18時開演予定

☆会場 : 幕張メッセ・幕張イベントホール(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)

☆MC : 金子ノブアキ、前田敦子

☆パフォーマー : BENI、カーリー・レイ・ジェプセン、EXILE(SPECIAL MOVIE PERFORMANCE)、
福原美穂、イマジン・ドラゴンズ、加藤ミリヤ×清水翔太、きゃりーぱみゅぱみゅ、ももいろクローバーZ、
西野カナ、湘南乃風、TLC、VAMPS、他

☆プレゼンター : AK-69、AMIAYA、剛力彩芽、華原朋美、栗原類、水原希子、ねごと、他



何だか共演するパフォーマーの面々が凄すぎる組み合わせというか…。
剛力彩芽の生まれ年にTLCがデビューとか、ちょっと信じられません。










   


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